氏名:菰田 卓志
所属:白岡中央総合病院/放射線技術科
前提:白岡中央総合病院・放射線技術科
課題:時間外勤務削減がなかなか出来ない。
対応:外来延長見込み予定日の勤務開始時間変更。
結果:時間外削減と、業務の効率化に繋がった。
内部環境:科内人員(10名)施設病床数:256床
外部環境:市内唯一の総合病院
時間外削減がなかなか出来ず、朝の業務が効率的でなく滞っているように日々感じていた。
外来終了時まで時間外をつけて人員を確保しないといけない為、時間外勤務が増大していた。
朝一の業務内容が明確化されておらず、予定業務を一日かけて実施する風習があった。
外来診察業務で、週に二日定時に終了することが少なく大幅な終了時間延長となることが多かった為、外来終了時まで一人人員を時間外勤務にて残さなければならなかった。
朝一からスタッフ全員が揃い、業務が本当に効率的に行われているか?
朝一の人員削減により、各人の業務負担が多くなり業務が滞ることがないか?
朝一に実施する業務の振り分けと検討
外来診察が延長予定日に、一人朝の始業開始時間を30分遅らせて朝一の人員を削減した。
朝一の仕事として、AM9:00からが外来診察が開始される為、病棟患者でAM9:00前に来れる患者さんの撮影を各検査室にて実施した。
外来診察延長見込み日勤務者の一人の勤務予定を、AM9:00からPM7:30までの日勤勤務時間(8h)とした。
勤務シフト変更の開始前に、主任との役職者会議(週1度)、科内朝礼(週1度)にて相談し、概要を精査、共有してから開始した。
朝一の仕事が明確化されることにより、業務が滞ることなく、以前より同一件数の撮影に要する時間が減少したように思う。
外来診察延長予定日の勤務始業開始時間が遅くなったことにより、以前の勤務形態に比較して時間外が30分ずつ減少された。
時間を有効に使うことを他の時間帯にも活用して欲しいが、まだ時間を有効に活用出来ていないと感じる時がある。
他にも削減内容の見直しが可能か、検討精査が必要と思われる。