氏名:松井 智子
所属:福井厚生病院/ストレスケア病棟
前提:中規模総合病院(208床)
課題:病棟会にスタッフが集まらない
対応:病棟会の時間を変更
結果:病棟会参加者数が増加した
内部環境:
精神科開放病棟47床
看護師25名
一般病棟とは違い、病棟会に看護師だけではなく、臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士、デイケアスタッフも参加する
朝の申し送り後に患者ミーティングをしており、ストレスケアのスタッフが揃う時間がある
病棟会にスタッフが集まらない。
毎月第4金曜日の16:30から1時間程度病棟会が行われていたが、16:30は回診や即日入院、患者対応と業務が多く、スタッフが集まらず、司会や書記の代行を頼んだり、スタッフが揃うまで待っていたりすることで開始時間が送れ、長時間勤務となることがあった。
人が集まらず、待ち時間なども含め長時間勤務となることは非効率的。
患者対応などの業務は患者を待たせることはできず病棟会を優先することはできない。
朝の申し送り後の患者ミーティング時に、臨床心理士、精神保健福祉士、作業療法士デイケアスタッフ、看護師が集まるため、第4金曜日は患者ミーティングの代わりに病棟会をしてはどうかと提案する。
試しに病棟会を8:40に実施。反対意見もなかったため、病棟会は毎月第4金曜日の8:40開始に変更となる。
16:30開始の病棟会が8:40開始となり、スタッフが揃っている時間に病棟会を行えるようになった。
夕方に病棟会実施時は人が集まるまでに時間を要したり、時間が制限されていないことで超過勤務となることもあったが、朝に病棟会をするようになり、時間短縮へとつながった。
時間制限を設けず議論したいスタッフがいる可能性がある。
時間に制限があることで、病棟会の内容は希薄化している可能性もある。