氏名:高柳淳子
所属:病棟
前提:病棟(急性期)いろいろな患者が混在している急がしい病棟
課題:看護師と看護補助者との協働
対応:協働するために必要なことを見直す、それぞれの役割を理解する
結果:少しずつ体制が整いつつあるが、まだまだ課題が残る
内部環境:208床の地域密着の中小病院 2次救急
急性期病棟 45床
看護師 29名
看護補助者 6名
主に循環器、内科、整形外科
入退院が激しい、ほか手術やカテーテル治療、化学療法など多忙な病棟
それに加え認知症患者や重症患者が混在している
看護師と看護補助者との協働。
看護師業務と看護補助者業務が分離。
看護師の業務量が多く負担が大きい。
看護補助者の位置づけや役割が看護師看護補助者それぞれに理解していないため役割を十分に発揮できていない。
そのため業務が煩雑になり、超過勤務や業務負担につながっている。
連携が取れない。
看護補助者と協働していくうえで必要なことを実施していった
患者情報の共有(ペア看護師の業務ミーティングに参加し患者の状態を知る)
看護師と共に患者に関わる
看護師ではなくてもできる業務は看護補助者業務に委譲する
(事務書類手続き、ナースコールの初期対応、その他一人でも介助できる業務に関しては看護師の責任において看護師の指示のもと依頼する)
※看護師は委譲する内容が、資格のない補助者でも対応できる内容なのかを見極める必要がある
依頼された業務のリーダーへの報連相
→自分が行った業務に対し責任がある
依頼した看護師にも業務が安全に確実に行われたかの責任がある
リーダー業務内容の調整
当日病棟業務やスタッフの統括 休憩時間までも把握する
リーダーチェック表に基づきその日の業務が滞りなく終了できたか、超過勤務者の有無を確評価する
看護師業務と看護補助者業務を把握する(チェック表に基づいて)
ペア制・協働体制は整いつつある。
看護補助者から看護師への報連相はできるようになった。
経験の浅い補助者は、柔軟性や適応能力があるので、業務体制が変わってもすぐに順応できるが、経験のあるベテランの補助者は、今までの自分のやり方を変えるのに抵抗があるので、順応するのに時間がかかる。
ベテランの看護補助者は業務を増やされたと思っており不満がある。
→やらないといけないので、なんとかやっているが…補助者としての役割理解不足がある。
看護補助者が関わってくれるので看護師は助かっている。
看護師と看護補助者業務の線引き、委譲内容の判断に困る(特に経験年数の浅い看護師は判断がつきにくい→先輩看護師と相談するよう伝えている)。
業務見直しだけでは補いきれないことは多々ある→人員不足。
結果に終わりはない、常に見直しの繰り返しで常に病棟をよくするための努力が必要。