都市部急性期病院の集患対策~エムスリーでのコンテンツ配信~

都市部急性期病院の集患対策~エムスリーでのコンテンツ配信~
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Contributors (1)
Published
Oct 28, 2018

都市部急性期病院の集患対策

〜定期刊行物送付・医療機関訪問でない、新たなタッチポイントの検討〜

氏名:岡田太郎
所属:聖路加国際病院

要旨

  • 前提:都市部急性期病院

  • 領域:地域連携室

  • 課題:急性期としての集患対策

  • 対応:外部医師との新たなタッチポイントの検討

  • 結果:効率的な集患の可能性有(ただし既存ツール要)

前提

  • 内部環境:520床 都市型の中規模病院

    • 急性期病院であり救急医療、合併症や複合疾患を取り扱う。

    • 学部付属・特定機能病院でない

    • 患者志向

  • 外部環境:区中央部(港区・千代田区・中央区)には急性期病院が多数。

    • ∴ 入院患者に占める中央区の患者は20%程度

    • そして、 患者は 23区より都外から来る方が多い。

課題

紹介患者の低迷、手術件数の減少

背景

少子高齢化、都市部でも急性期病院の競争は激化

救急医療、合併症や複合疾患に対応できる急性期病院は少ない

少子高齢 = 職員も減る ⇒ 効率化・標準化

状況の分析

  • 既に中央区のクリニックは登録医として登録済み。

    • 電話の声をきいて、誰だかわかる開業医もいる。

  • 病院として営業や広報の人員を増やしたいが、業務として受入や問い合わせは増加している。

    • また、中央区を超えての営業活動は非効率であり現実的でない

    • ルート営業は必要だけど、足で稼ぐ時代ではない。

      • 1日に回れる施設 月60施設 ( = 3施設(朝・昼・晩) 3回×20日) が限界。

  • 他部署全般に人材不足。

アプローチ

定期刊行物送付・医療機関訪問でない、新たなタッチポイントの検討した。

  • 医師のポータルサイト、エムスリーとの共同で実施。

    • 会員医師にむけての直接の情報発信(医師・手技など)。

    • 半年で、エムスリーポータルサイトに12コンテンツの情報を配信

結果

12コンテンツを配信の結果、

  • 登録 約1万名 4000施設

  • 既読アンケート回収 約3000名

  • 問い合わせ 約200名

現時点で、紹介実績につながったものは、高度技術ではなく、女性器脱など。

また、アンケート結果により、開業医の求める情報が把握できた。

アンケート抜粋

子宮脱の患者さんは、月に4~5人いるので、どこに紹介すればいいかわかり、とてもためになった。(東京都)

患者さんからの訴えはないのですが、実際は困っている患者さんがいるかもしんないと思いました。今後、40歳以上の女性には、こちらから腹圧性尿失禁に関して訊いてみたいと思います。(埼玉県)

議論の残る部分

エムスリー非会員医師には別の情報発信が必要

患者への直接配信が必要

集患対策後の受診コーディネート、病棟や手術室の調整に時間がかかる問題も。

また、コンテンツ作成には時間がかかっている。

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