多職種カンファレンスの開催の推進について

多職種カンファレンスの開催の推進について
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Published
Jan 19, 2019

多職種カンファレンスの開催の推進について

氏名:小川 彩香
所属:榊原記念病院 成人病棟

要旨

  • 急性期病院、365日24時間患者を受け入れる理念を持っている病院

  • 課題:多職種カンファレンスの開催していない

  • 対応:事前準備を行い、時間調整が困難になることの割合が高い職種から候補日時をいくつかピックアップするなどした

  • 結果:カンファレンス開催が実施できた

前提

内部環境は、320床の心臓血管、循環器専門病院である。365日24時間患者の受け入れを行い、日本でも屈指の手術、カテーテル件数の実績がある。一方で、ハイリスク患者のカテーテル特殊治療、心臓血管治療後、身体機能低下を起こす患者も少なくない。また、高齢心不全患者も多くなり、入退院を繰り返しているうちに、元の生活環境へ退院することが困難になるケースがあり、早期から患者の問題点に対する多職種での関わりが重要である。

課題

成人病棟では、13時30分~14時30分まで、褥瘡対策、感染対策、意思決定支援、退院支援などのテーマを変え、毎日看護師間でカンファレンスを行っている。退院支援のテーマの時は、SW(Social Worker)、PTをふまえ、カンファレンスを実施している。しかし、医師、地域連携として訪問看護師、医師の方とカンファレンスをするには、時間調整と限られた時間で実施するため、情報の集約と問題点、カンファレンスのテーマ、ゴールの設定が必要である。時間調整の要因が多いが、実際の開催数が増えない。また、カンファレンスを推進するスタッフも少ない。

背景

課題が発生する背景は、看護師の定期カンファレンスの習慣はあるが、多職種でカンファレンスする習慣がないことが上がる。また、365日24時間患者の受け入れを行うため、キーパーソンの医師が参加できないこと多い。さらに、医師の時間に合わせると、夜勤勤務時間での調整となる。テーマやゴールにもよるが、参加する職種が増えるほどメリットが高くなる一方で時間調整が困難になっていく。有効なディスカッションの開催には、進行者の力も大きいが参加するスタッフが新人、ラダーⅡ未満が多い。教育的視点で考えると、参加する調整が必要だが調整する側の負担も大きい。

対応

テーマ、ゴールは、看護師間の意見交換で設定し予め決めておく。参加する多職種の時間調整は、業務上、時間調整が困難になることの割合が高い職種から候補日時をいくつかピックアップする。参加する看護師の業務整理のため、当日の業務内容の質と量の把握と発信をし、優先順位を検討して協力体制を作る。管理職、認定看護師、リーダー看護師で話し合い、司会、進行の指名をする。

結果

カンファレンス開催が実施できた

議論の残る部分

スタッフの育成の視点で考えると、患者の問題点の抽出するための情報収集と統合、アセスメント力の向上が必要。また、ラダーⅢ以上のスタッフの多職種カンファレンスの調整、司会、進行の力を向上するには、経験知も必要であり、業務調整が重要になると考えるが、部署の問題、チームの成熟度も関連するため、段階的に進める方法について議論が残る。

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