リハビリテーション技術科:モチベーション向上のための適切な職員評価

リハビリテーション技術科:モチベーション向上のための適切な職員評価
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Published
Jul 28, 2018

氏名:唐澤 剛

所属:白岡中央総合病院 リハビリテーション技術科

要旨

  • 前提:白岡中央総合病院 リハビリテーション技術科 所属91名

  • 課題:適切な職員評価によるモチベーションの向上

  • 対応:人事考課の見直し 職員表彰制度導入

  • 結果:離職者2名に留まる? 適切な評価をしていると過半数から評価「やりがい」「勤続意欲」「職場総合評価」は思ったほど効果がなかった。業績についても有意に上がったとは言えない。 

前提

  • 内部環境:

    • 所属91名の大所帯の部署。

    • そのほとんどが20代~30代前半

    • 役職者は全体の14%

    • 筆者はそれを管理する所属長である。

  • 外部環境:

    • 多様な価値観を認める社会

    • 集団より個人や個性が大事な時代。

課題

現状はセラピストのキャリア志向が多様でモチベーションはあるものの組織の志向と必ずしも一致せず望まれる行動にモチベーションが上がらない状態である。これを改善するのが課題。

背景

病院組織はその存続をかけて経営改善を恒常的に行わなければならない。

また地域社会からの要請に応え続けるために人財を有効に活用しなければならない。

そのために管理職は部下のモチベーションを高め、様々な事業に取り組み、より高い業績を上げることが求められている。

状況の分析

モチベーションは人事考課結果による昇給や賞与、インセンティブ付与、昇進などで向上するがそれは能力が優秀かそれを発揮する機会に恵まれている派手な職員に集中しがちである。大所帯の部署では派手さはないものの地道に黙々と仕事をしている真面目な職員が業績達成に大きく貢献している。よってその両者を適切に評価できる機会を設けた。

アプローチ

<人事考課>
①人事考課を自部署職員として期待される行動に落とし込んだシートに変更した(法人人事考課票との互換性を持たせた)。
②独自のシートは点数化され、採点者と被採点者間で納得が得られやすいようにした。
③人事考課は面談にてその結果を振り返り課題や目標を設定する。

<職員表彰制度>
④部署職員全員から自分以外の職員で称賛されるべき行動をしている職員を1名推薦してもらい集計する。(係長以上は除く)
⑤科内全体ミーティングにて全員の前で称賛し、表彰状を渡す。

結果

昨年度離職者は2名であり少なかった。(多い時は年4~5名離職があった)

アンケート調査の「仕事を適切に評価しているか?」は過半数が「評価している」と答えた。

アンケート調査の「勤続意欲」「職場総合評価」「やりがい」については肯定意見が少なかった。

業績については前年比を上回ったものの有意に本取り組みが影響したかは不明。

議論の残る部分

  • 人事考課については評価者が不慣れであり評価の付け方、言い渡し方によっては納得が得られない場合があり、かえってモチベーションを下げた事例が生じた。

  • 表彰制度については称賛する側、される側がなれておらずモチベーションを上げられたのかは疑わしい。

  • 評価について成熟していき職場で評価されることと個人のキャリアが一致し業績やパフォーマンスが向上していってほしい。


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