カンファレンスの定着化に向けての取り組み

カンファレンスの定着化に向けての取り組み
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Published
Jan 18, 2019

カンファレンスの定着化に向けての取り組み

氏名:安達 瑠衣
所属:施設名 榊原記念病院/部署名 ACU

前提

  • 環境:病床数320床 循環器専門病院 内科、心臓血管外科、リハビリテーション科、小児科、産科

課題

  • 病棟カンファレンスが定着化しない

  • スタッフがカンファレンスでディスカッションできない

  • カンファレンスの時間にスタッフが集合できない

背景

本年度、私はACUへ移動となった。ACUには急性期の患者から慢性期の患者、認知症患者、長期入院患者、転院調整中の患者など様々な患者が入院しており、早期に退院調整が必要な患者が多く存在している。しかし、ACU所属の看護師は病態や治療方針にばかり目がいきがちであり、病棟カンファレンスの実施がなく、スタッフ間での患者情報の共有、看護ケアの統一、患者の生活背景の情報収集の不足などが多発しており退院調整が遅れている現状であった。そのため、患者の問題点をスタッフ間で共有し、ACUから早期に退院調整を行ない、成人病棟とも連携ができるように定期的にカンファレンスを実施する必要があった。

状況の分析

これまでにもカンファレンスの実施を試みてきたようだが、緊急入院患者が多く、カンファレンスの時間を決めても業務に追われてカンファレンスが実施できず、定着化しなかった。

スタッフが、カンファレンスとは何か、何を話せばいいのか、必要な患者情報とは何かわからないため実施できていなかった。

患者の介護度が高く、カンファレンスの時間にケアが終わらないため、時間で集合できない。

アプローチ

  • 5月病棟会でカンファレンスの日時をスタッフと一緒に決めた。(火曜日14時から)

  • カンファレンスを週2回に増やすため11月病棟会で、日時・テーマを話しあい、欠席者にはサイボウズで意見を聴取した。(火曜日14時半 全患者対象 金曜日にカンファレンスする患者をピックアップ 金曜日14時半 火曜日のカンファレンスでピックアップした患者)

  • カンファレンス実施にあたり、事前にカンファレンスの必要性、必要な患者情報を収集して参加してほしいということをアナウンスした。

  • 始めは自分が主体的にカンファレンスを行い、カンファレンスの方法をスッタフに伝えるため、毎週火曜日は勤務できるように師長に調整してもらった。

  • 診療看護師、ソーシャルワーカーにも参加してもらい、多職種でカンファレンスができるように参加協力を依頼した。

  • 患者一覧のホワイトボードに「火曜日カンファレンス」というマグネットを作成し、朝の申し送りの際に、その日勤務しているスタッフ全員に「◯時◯分よりカンファレンスやります」とアナウンスした。

  • ラダーⅢ以上のスタッフのラダー目標達成のため、カンファレンスの司会・進行を依頼した。

結果

緊急患者の対応などで14時には休憩が終了していないスタッフも多くいたため、14時開催ができなかった。そのため、カンファレンスの開催時間を14時半へと変更した。始めは、時間になってもスタッフの集まりはよくなかったが、声かけを継続することで、現在は定着化しつつある。

また、入院時に患者背景の情報収集を行うスタッフが増え情報をもってカンファレンスに参加し、受け持ち看護師としてプレゼンしつつある。

また、ラダーⅢ以上のスタッフは、ラダー目標として多職種との連携や主体的に調整役として働きかける役割があり、ラダー目標達成のためにも12月からはラダーⅢ以上のスタッフにカンファレンスの司会・進行を行なってもうことにした。

議論の残る部分

本来、カンファレンスは毎日実施するのが理想的である。そのためスタッフのカンファレンスに対する意識を高め、様々なカンファレンスができるようにしていかなければならない。本年度はカンファレンスを実施することが目標であったため、今後はカンファレンス内容を見直しカンファレンスの内容が患者ケアに生かされるようにディスカッションしていく。また、ACUの患者は状態が安定した後、一般病棟へ転棟する。そのためカンファレンス内容が一般病棟とも共有できなければならないが、システム上の問題や連携不足が多いため、多職種で情報共有・連携できるシステムを考えていく。

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