地域勉強会の開催について

氏名:森 勇太
所属:東京西徳洲会病院/地域医療連携室


要旨

  • 前提:東京西徳洲会病院

  • 課題:外来患者、紹介患者の伸び悩み

  • 対応:公開医療講座の開催(月50回以上)、地域連携懇談会(年間3回程度)や症例検討会(年間3回程度)、救急隊勉強会の開催(毎年)

  • 結果:新たに行う地域での患者数増、当院で行える診療科や周知増


前提

  • 内部環境:486床(療養95床) 急性期病院

  • 外部環境:近隣に総合病院や大学病院があり、地域活動を行っている。


課題

  • 外来患者、紹介患者の増加が著しくない。

  • 地域の他施設と顔の見える連携が取れておらず、患者さんにとってよりよい紹介、逆紹介がスムーズに行えていない。

  • 勉強会への参加者が少ない。(救急隊勉強会、症例検討会、地域連携懇談会、公開医療講座等)

  • 勉強会開催後の効果が目に見えない


背景

開催するという情報を知らない方が多い。

そもそも当院のことを知らない方も多い。


状況の分析

  • 病院内外での広報不足。

  • 会場の選定は正しいのか。

  • 本当に聞きたいテーマであるか。

  • アンケートが次回に生かせているか。

  • 他院の要因が大きいのか。


アプローチ

  • 勉強会の案内や新しい診療体制の案内を作成し、チラシ配布を行う。

    • クリニック、医院を直接訪問し、案内することで当院にある診療科、診療体制を知っていただく。

    • 来院報告にも医師の顔、診療科のご案内を同封する。

  • 院内に公開医療講座のチラシを設置する。

  • ホームページやフェイスブック等SNSにて広報を行う。

  • 自治会やサークルの定例会に参加し、周知していただく。

    • 自治会、サークル、患者会、教育機関等からの依頼講演を受ける。

    • 自治会の運動会等に救護として参加し、周知していただく。

  • アンケート内容の確認、患者さんの意見を取り入れる。リクエストに応える。


結果

  • 紹介数、逆紹介数の向上している。

  • 勉強会への参加者数の増加、講演依頼数自体の増加。

  • 患者、医療機関からの問い合わせ、相談電話が増加。


議論の残る部分

以下3点に関しては数字等で評価不可能であり、今後は患者満足度調査等で追っていく必要がある。

  1. 当院の認知度が上昇、患者さんとの距離も近くなることにより、直接病院への意見や要望を聞くことができること。

  2. 他施設訪問時に勉強会を最新の情報としてご案内でき、顔の見える連携を図ることができること。

  3. 勉強会に参加して頂くことで情報交換を図り、地域の医療機関や救急隊とのコミュニケーションが図れ、今後の連携(転院、搬送、紹介)がより密接、スムーズになること。