ソーシャルワーカー室のこれまでと今後

Updated Jul 28, 2018 (3 Older Versions)chevron-down
0 Discussions (#public)
1 Contributor
ソーシャルワーカー室のこれまでと今後
··

ソーシャルワーカー室のこれまでと今後

 氏名:北川 梢
所属:ソーシャルワーカー室

 

要旨

  • 前提:厚生病院ソーシャルワーカー室

  • 課題:入職後のワーカー室内での異動にともなう業務負担・精神的負担軽減

  • 対応:新人教育プログラムの見直し

  • 結果:ワーカー内のネットワーク強化 知識を深めるにはまだ課題が多い

 

前提

  • MSW6名 外来PSW2名 病棟PSW2名 デイケアPSW2名 包括社会福祉士2名

  • もともとPSW/MSW/社会福祉士が共通して所属していた部署はなく、過去は職種に応じて看護部や介護事業部に配属していた。

  • 診療報酬の改定でソーシャルワーカーの配置基準が設定された時期より、それぞれの部署に点在していた社会福祉士・精神保健福祉士を集めてソーシャルワーカー室が3~4年ほど前に立ち上がった。

  • 普段は所属する部署にて業務に携わっている。月に1度ソーシャルワーカーミーティングを開催している。

 

課題

新人として入職後、ソーシャルワーカー室内での異動に伴う業務負担・精神的負担が多い。


背景

ソーシャルワーカーの専門性として、多岐にわたる分野の知識・制度の習得、および地域とのネットワークが不可欠である。そのため、児童・障がい者・高齢者どの分野の業務にも携わることで専門性を高めていく目的がある

一方で、それぞれの分野で求められる知識が違うため、異動のたびに新しい知識の獲得や新しい顔ぶれの中で人間関係を構築していく必要があり、精神的・身体的負担が強い。

2005年に入職したときには、ソーシャルワーカーが病院の報酬に貢献できる(コストとして認められる業務)はほとんどないに等しい時代であったが、現在は病棟専従ワーカーや退院支援部門専従ワーカーを配置し入院患者様の早期からの退院にむけた支援に取り組むことが加算へとつながっている。

一方で女性スタッフの多いワーカー室において産休や結婚退職も多く、その都度異動を余儀なくされている面もある。

 

状況の分析

院内にMSWとPSW双方が配属されている医療機関は嶺北では県立病院、大学病院、当院の3箇所であり、さらに包括支援センターの委託があるのは当院のみである。そのためワーカーとしては県内で一番幅広い部署異動が必要な医療機関である。

当院のソーシャルワーカー室ができてからまだ歴史が浅く、上記のような当院の特徴を把握して入職するというよりは“○○分野で働きたい”という想いが職員側にあるため、異動にともなう業務負担を負と捉える要素となっている。

上記をスタッフが負の環境要因として捉えるのではなく、プラスに捉えて業務に取り組めるような働きかけが必要。

 

アプローチ

新人教育を通し、まずソーシャルワーカー室内のネットワークを強化する。

新人教育プログラムを通して、ワーカーに求められる基礎知識を取得できる場をつくる。

 

結果

結局のところ、知識は配属された場所で実務に携わり経験をしないと身につきにくいのが現状となっている。

入職1年目~3年目の職員が、最初は教えてもらう側から次第に指導する側に回ることで、知識を深めて互いに相談しやすい関係作りができる場となっていくことを期待している。

 

議論の残る部分

実務でぶつかった課題に対し、月1回のミーティングではフォローが十分にできないため、現場で直属の先輩ワーカーが協力しあう必要がある。

異動を経験した後に、最終的に当院でどのようなソーシャルワーカーになりたいのか本人の想いが実現できるような体制作りが必要。

医療はチームアプローチのため、異動の際には配属先の各専門職の意向も配慮する必要があると感じているが、それぞれの意見をすべて取り入れることは困難。

Discussions


Labels
Sort

No Discussions Yet